SEKKISEI
Brightening
Essence Lotion
HISTORY
当時の社長の小林禮次郎は「これからは効果・効能が求められる時代になる」と考え、社内会議で「誰もが求める普遍の価値を持つ単品型の化粧品を発売する」と宣言。
実は「雪肌精」は「白肌精」という名前で開発が進められていましたが、「白肌精」は旧薬事法の関係から、発売の認可が下りないことが発売直前になり発覚しました。そんな危機的状況を打破したのは、「白がだめなら雪があるじゃないか」という当時の社長の一言でした。その言葉をもとに「雪肌精」で申請したところ認可が下り、「雪肌精」という名前が誕生しました。これにより発売日が半年遅れ、結果としてケガの功名となりました。発売日が初夏となったことで、季節的に日やけ対策を考えはじめるお客様に対してアプローチがしやすい時期に重なったのです。
商品企画担当者は、「単品型なら漢方のように和漢成分にこだわって薬のように効き目を実感できる商品をつくりたい」と考え、雪肌精の開発コンセプトは「和漢処方」に決定。「継続的に使うことで体質から改善していく」というひとつの悩みに対して様々な成分を組み合わせて対処する東洋発想の考え方で開発を進めました。100種類以上の和漢植物成分から厳選された透明感レシピは、最大のこだわりであり、ほとんど当初のまま使用されてきました。
ボトルは、瑠璃色の透明ボトルに白濁の中身が透けて見える美しい色合いで、病院に並ぶようなブルーの薬瓶をイメージしました。
商品開発部担当者は、「肌全体が内側から明るくなっていくような、みずみずしさで透明感が出てくるものはできないか?」と考えました。毎日継続して使ってもらうには、一番使用率が高く継続性のある化粧水形状のものが単品型に相応しいとしたうえで、「砂地に水が染み込むようにサーッと引き込まれ、自然に気持ちよく入っていくもの。そしてその後に、みずみずしさがどっとこみ上げてくるような・・・どんどん肌に浸み込む感触のものを作りたい!」と研究メンバーに思いを伝え、試行錯誤を繰り返しました。
当時コーセーの販路は化粧品専門店が大半を占めており、対面でのカウンセリング販売が基本でした。5000円と高価格帯でしたが、テレビCMなどの宣伝も何もない中、ビューティコンサルタントは新しい和漢植物エキス配合化粧水の魅力を伝え、愛用者を次々と拡大していきました。
「効果が名前になりました。」というキャッチコピーと共に、薬用化(医薬部外品)。
売上の一部を環境保全活動に役立てる、雪肌精「SAVE the BLUE」プロジェクトは、当時の販売企画担当者が、サンゴ養殖に取り組む金城浩二さんのもとに出向き、一緒に海に潜りサンゴの植林活動の意義を強く感じた事から始まりました。さらに、ビューティコンサルタントやお取引先様が実際に沖縄でのサンゴ植林活動に参加する「サンゴ留学」を開始。「あなたが美しくなることで、地球も美しくなる」というメッセージを店頭からお客様にも伝えていきました。現在、「SAVE the BLUE」活動は日本だけではなく8つの地域で、それぞれの地域にあった自然保護活動を実施しています。
〈活動実績〉
2009年度から2023年度までの、累計サンゴ植え付け本数 :20,102本
面積 : 122,625,173㎠ (25メートル公認プールの約32.7個分に相当)
冷蔵庫に入れてひんやり冷やして使う「冷やし雪肌精」は2012年のコスメイベントから始まり、お客様の反応が良かったためナショナルプロモーションに発展しました。その後、夏の新しいスキンケアの楽しみ方として「冷やし雪肌精」のテレビCMを放映し、現在では、夏の恒例プロモーションとなっています。
フィギュアスケート選手である羽生結弦選手を、グローバルミューズとして起用。国内外・年代・性別を問わないブランドとしてコミュニケーションを刷新。テレビCM「透明感。それは美しさの原点。」編では美しさを放ち続ける羽生選手の姿を描きました。雪肌精は「美しく透明感のある肌を目指す世界中の人を応援するブランド」であるというメッセージをこれからも伝えてまいります。
発売から長年愛していただいた「薬用雪肌精」が、
新たに生まれ変わります。
新しい美白のカタチ、はじまる。
新 薬用雪肌精誕生です。