2021年10月07日

肌に正体不明のブツブツや赤み…。肌あれの種類と原因を知って、素肌の底ヂカラをアップしよう!

季節の変わり目や体調不良のときなど、顔にブツブツや赤み、カサつきなどが出て困った経験はありませんか? そんなとき、普段使っていない化粧品をいくつも重ねたり、メイクで隠そうとしたりするのは逆効果。肌に負担がかかり、悪化してしまうことも……。一言に肌あれと言っても、その種類や原因は実にさまざま。表面的な肌トラブルだけでなく、身体の内側で起こっている肌あれサインにも注目しなければいけません。今回は、そんな肌あれの原因と対策をご紹介。症状に合わせた正しいケアで、どんなときもトラブルのない健やかな肌を目指しましょう!

Index

  1. 肌あれは身体の不調を知らせるサイン!? こんなトラブルが出たら要注意

  2. あなたの肌のバリア機能は大丈夫? 原因を知って肌あれに備えよう

  3. 肌あれ知らずのなめらか美肌へ。素肌力をアップする3つの心がけ

  1. 肌あれは身体の不調を知らせるサイン!? こんなトラブルが出たら要注意

    一言に「肌あれ」と言っても、季節や生活環境、体調などによって肌へのあらわれ方は異なり、複数のトラブルが同時に起こることもあります。ここでは、主な肌あれの症状を解説していきます。

    乾燥・カサつき

    肌あれの初期症状のひとつで、あらゆる肌あれの原因となるのが乾燥です。肌に必要な水分や油分が不足している状態で、キメが乱れ、カサカサ、ゴワゴワとした手触りに。とくに、寒暖差の大きい季節の変わり目や、空気の乾燥する冬の時期は要注意。乾燥が進行し、かゆみや赤みが出たり粉を吹いたようになったりと、状態が悪化してしまうケースもあります。

    ニキビ・吹き出物

    20代を過ぎても悩まされる人の多い “大人ニキビ”や吹き出物。ホルモンバランスや生活習慣、栄養バランスの乱れが主な原因で、頬やアゴ、口の周りなど乾燥しやすい場所にでき、一度できてしまうとなかなか治りにくく繰り返しやすいことも特徴です。

    毛穴の開き・目立ち

    ファンデーションで隠せないほど開いてしまった毛穴も肌あれのひとつ。とくに汗や皮脂が増え、紫外線のダメージを受けやすい夏に増える肌トラブルで、主にTゾーンに見られます。また、頬にしずく型の毛穴が目立つ場合は、加齢による皮膚のたるみや乾燥によるキメの乱れが原因です。

  2. あなたの肌のバリア機能は大丈夫? 原因を知って肌あれに備えよう

    こうしたさまざまな肌あれの原因となるのが、“肌のバリア機能”の低下です。肌にはもともと外的刺激から肌を守る機能が備わっています。肌表面にあるわずか0.02mmの角質層が、水分蒸発を防いだり、外的刺激から肌を守ったりする重要な役割を担っているのです。しかし、何らかの原因でこのバリア機能が低下してしまうと、肌あれを招きやすい状態になってしまいます。

    バリア機能が低下する主な原因に、紫外線による肌の角質層への直接的なダメージがあげられます。とくに紫外線の強い夏場は日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。また、間違ったスキンケアにも要注意。ゴシゴシとこする洗い方や過度な洗顔は、肌に必要な油分を奪ってしまうことに。さらに、化粧水だけで済ませるなど不十分な保湿ケアは肌を乾燥させ、バリア機能の低下につながります。そのほか、ストレスや不規則な生活、偏った食事、ホルモンバランスなどによって肌のターンオーバーが乱れると、バリア機能にも悪影響が及びます。肌表面のケアだけでなく、日頃の生活習慣を見直すことが肌あれ改善につながります。

    こうしたさまざまな肌あれの原因となるのが、“肌のバリア機能”の低下です。肌にはもともと外的刺激から肌を守る機能が備わっています。肌表面にあるわずか0.02mmの角質層が、水分蒸発を防いだり、外的刺激から肌を守ったりする重要な役割を担っているのです。しかし、何らかの原因でこのバリア機能が低下してしまうと、肌あれを招きやすい状態になってしまいます。

  3. 肌あれ知らずのなめらか美肌へ。素肌力をアップする3つの心がけ

    目指すべきは、肌あれに悩まされることのない健やかな肌。つまり、肌の水分と油分のバランスが保たれたバリア機能の高い肌です。キメの整ったなめらかで美しい素肌を手に入れるため、日ごろからできる対策や心がけをご紹介します。

    1. 季節問わず十分に保湿しよう

    肌のバリア機能を正常に保つために、欠かせないのが保湿です。優しく丁寧に洗顔した後は、たっぷりの化粧水で肌をうるおし、乳液やクリームで水分が逃げないようしっかり蓋を。肌あれが気になるときは、一度も使ったことのない化粧品を試すのは避け、使い慣れたものか敏感肌用の化粧品を使うようにしましょう。

    2. 生活習慣を見直そう

    良質な睡眠は、ダメージを受けた肌を回復させるために欠かせません。理想は毎日最低6~7時間以上眠ること。また、適度な運動でストレスを解消し、体内の血流をよくすることも健康な肌をキープする秘訣です。
    生活リズムはホルモンバランスにも影響することをお忘れなく。忙しい日々の中でも規則正しい生活を心がけたいですね。

    3. バランスのとれた食事と腸内環境の改善を

    「肌は内臓の鏡」と言われます。バランスの良い食事と十分な栄養をとることを心がけ、とくに皮膚や粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンB類やビタミンA、肌のハリに欠かせないコラーゲンを合成するビタミンC、血行をよくし、「若返りのビタミン」とも言われるビタミンEは積極的にとるようにしましょう。また、腸内環境も肌の状態に影響を与えます。納豆やキムチ、ヨーグルトなどの発酵食品も意識的にとるのがオススメです。

    ■肌のためにとりたいビタミン類

    ビタミンB群:肉・魚介類、大豆、卵、乳製品など
    ビタミンC:柑橘系やキウイフルーツ、イチゴ、パプリカ、ブロッコリーなど
    ビタミンA:ホウレンソウ、ニンジン、カボチャ、レバー、ウナギなど
    ビタミンE: アーモンドなどのナッツ類、アボカド、イクラなど

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A Little More プラスαのスキンケアタイム
肌あれしがちな季節の変わり目は
“蒸しタオル”と乳液で、もっちりやわらか肌へ

季節の変わり目や寒くなるこれからのシーズン、乾燥による肌あれに悩む人も多いはず。そこでおすすめしたいのが、“蒸しタオル”と乳液を使った美容法。蒸しタオルの熱と蒸気が肌の血行を促進させ、肌をやわらげることで、乳液の肌なじみがグンとアップ! 保湿効果も高まります。

蒸しタオルを使う女性

Step 1. 洗顔後は化粧水と乳液をいつもよりたっぷりと

優しくクレンジング・洗顔をした後は、化粧水と乳液をいつもよりたっぷりめに塗って保湿ケアを。

Step 2. 蒸しタオルを顔の上に2~3分置いて

濡らしたフェイスタオルをラップで包み、電子レンジ(500~600W)で30秒~1分程度加熱。タオルを軽く手で叩いて熱を飛ばしましょう。(加熱直後のタオルは非常に熱いので要注意!)
顔にのせて心地良いと感じるくらいの温かさになったら、顔全体を覆うように蒸しタオルを押し当て、2~3分置きます。

Step 3. 最後はさらに乳液で保湿を!

蒸しタオルを外したら最後にもう一度、乳液を塗りましょう。もっちりやわらかな肌に!