2022年09月16日

間違った洗顔はニキビの原因に! 改めて知りたい、暑さ残る季節の正しい洗顔方法

ピークは過ぎたものの、まだまだ汗ばむ今の時期、ニキビに悩まされている方も多いのではないでしょうか? 紫外線や暑さによる汗・皮脂、それを対策するためのウォータープルーフの日やけ止めやメイクアイテム……。これらは肌への負担になりやすく、ニキビの原因になることも。また、汗・皮脂によるベタつきを解消しようと間違った洗顔をすると、さらに肌トラブルを加速させかねません。そこで今回は、夏の暑さが残る季節の正しい洗顔方法や、ニキビができづらいすこやかな肌づくりのコツをご紹介します。

Index

  1. 暑い時期にやりがち!ニキビの原因にもなる間違った洗顔方法とは?

  2. 改めて見直したい暑い季節の正しい洗顔のステップ

  3. 日々の習慣がカギ! 正しい洗顔方法で得られる効果とは?

  1. 暑い時期にやりがち!ニキビの原因にもなる間違った洗顔方法とは?

    暑い季節は、汗・皮脂、ウォータープルーフの日やけ止めやメイクアイテムなど、肌に負担がかかる要因がたくさん。他の季節に比べてニキビができやすい肌環境です。こうした状況の中、とくに注意したいのが洗顔方法。この時期についやってしまいがちな間違った洗顔方法とは一体どんなものなのでしょうか?

    ●ベタつきが気になるからとゴシゴシ洗う

    汗・皮脂などによるベタつきを落とそうと、ゴシゴシと擦って洗顔していませんか? この方法は、摩擦によって肌が乾燥したり傷ついたりして、かえって肌トラブルを招いてしまいます。また、ウォータープルーフの日やけ止めやメイクアイテムの落とし残しが気になる場合は、クレンジングで丁寧にオフしてから洗顔することが大切です。

    ●洗浄力の高い洗顔料を毎日使う

    毛穴汚れやベタつきを落とそうと洗浄力の高い洗顔料や、スクラブ剤を毎日使用するのはNG。こうしたアイテムは肌に必要な皮脂まで取り過ぎてしまい、毎日使うと乾燥の原因に。すると、皮脂が過剰に分泌されニキビができやすくなります。推奨する使用頻度は商品ごとに異なるので、必ずチェックするようにしましょう。

    ●水だけで洗う

    面倒だから……と水だけで洗顔するのも正しい洗顔方法とはいえません。水だけの洗顔では肌表面に付着した汚れを落としきれず、毛穴詰まりを引き起こしやすくなります。暑い季節こそしっかり洗顔料を使って洗いましょう。

  2. 改めて見直したい暑い季節の正しい洗顔のステップ

    暑い季節のニキビケアは、毎日のお手に入れで「ニキビができる前に防ぐこと」が大切です。改めて正しい洗顔方法をおさらいして、ニキビのできにくい肌づくりを目指しましょう。

    STEP1 ぬるま湯で顔を濡らす

    洗顔前にぬるま湯で顔を濡らすことで、洗顔時の摩擦を軽減したり、泡立ちを良くしたりする効果があります。夏場でも30~34℃の人肌くらいの温度で洗いましょう。暑いからといって冷たい水を使うと、皮脂汚れを落としきれないこともあるため注意しましょう。

    STEP2 洗顔料をよく泡立てる

    正しい洗顔の秘訣は、なんといってもたっぷりの泡をつくること。たっぷりの泡で包み込むように洗うことで、肌への負担を軽減できます。また、肌への摩擦を減らすためにも、洗顔料は肌の上で泡立てるのではなく、手のひらで十分に泡立てましょう。市販の泡立てネットを活用するのもオススメですよ。

    STEP3 皮脂の多いTゾーンから優しく洗う

    汗ばむ季節は皮脂の分泌が多くベタつきやすいTゾーンから洗いましょう。ポイントは、手ではなく「泡」で洗うこと。泡をクッションのようにして、手が肌に直接触れないように洗っていきます。Tゾーンの次は、頬やあごなどUゾーン、最後に顔全体をクルクルと円を描くように優しく洗いましょう。

    STEP4 ぬるま湯で優しくすすぐ

    人肌くらいの温度のぬるま湯ですすぎましょう。流し残しがあると、肌トラブルの原因となるため、丁寧に洗い流すことが大切です。仕上げに冷水ですすいで肌を引き締めるとメイク崩れ防止にもつながります。

    STEP5 清潔なタオルで押さえるように水気をとる

    すすいだ後は清潔なタオルで優しく水分をふきとります。ここでもゴシゴシ擦るのはNG。上からそっと押さえるようにして水気を吸収させましょう。


    洗顔が終わったら、できるだけ早く保湿をすることも重要です。ベタつくからといって保湿を怠ると、肌が乾燥してニキビを誘発してしまいます。洗顔後は、なるべく早くたっぷりの化粧水で肌にうるおいを与え、水分が蒸発しないよう乳液などのモイスチュアライザーでフタをしましょう。

  3. 日々の習慣がカギ! 正しい洗顔方法で得られる効果とは?

    このような正しい洗顔方法は、ニキビができにくいすこやかな肌づくりにつながるだけでなく、他にもさまざまな嬉しい効果をもたらします。

    ●正しい洗顔方法がもたらす効果

    ・保湿効果がアップする

    正しい洗顔方法で汚れをきちんと落とした清潔な肌は、その後に使用するスキンケアアイテムが浸透しやすくなります。さらに、しっかりと保湿できている肌はバリア機能が保たれ、ますますニキビができにくい肌へ。

    ・肌のターンオーバーが整う

    しっかりと古い角質や皮脂を落とすことで肌のターンオーバーが整い、キメの整ったすこやかな肌づくりに役立ちます。

    ・摩擦による肌トラブルを防げる

    たっぷりの泡で洗ったり優しく水気をふきとったりなど、正しい洗顔をすることで肌への摩擦が軽減され、肌トラブルが起きにくくなります。

    ●ニキビができにくい肌づくりに大切な生活習慣

    すこやかな肌づくりは、洗顔方法だけでなく、日々の生活習慣とも深く関わっているもの。暑い季節に気をつけたい生活習慣をご紹介します。

    ・紫外線対策をする

    紫外線を浴び続けると、肌の乾燥が進んで角層が厚くなり、肌がゴワついたり皮脂が酸化してニキビが悪化したりすることも。外出する際は、帽子や日傘を使って紫外線対策をしましょう。また、日焼け止めは石けんで落ちるものを使うなど、できるだけ肌に負担をかけないことが大切です。

    ・旬の食材をとる

    肌をつくる材料となるタンパク質をはじめ、抗酸化作用が高く、肌のターンオーバーをサポートしてくれるβカロテン、コラーゲンの生成を助けて健康的な肌を保つビタミンCなどの栄養素を積極的にとるのも有効です。旬の野菜は栄養価も高いので、意識して取り入れるよう心がけたいですね。

    ■ニキビ対策に効果的な栄養素<夏編>

    タンパク質:肉、魚、大豆、牛乳など
    βカロテン:ゴーヤ、モロヘイヤ、トマト、など
    ビタミンC:ピーマン、ブロッコリー、枝豆、オレンジ、キウイなど

    ・十分な睡眠をとる

    肌のターンオーバーは睡眠中に活発化するため、肌をすこやかに保つには、十分な睡眠が欠かせません。まだまだ寝苦しい今の季節でも、さまざまな工夫を取り入れて質の良い睡眠を取ることを心がけましょう。好きな香りのアロマ、着心地のよいパジャマを用意するなど、自分にとってリラックスできる就寝環境を整えてみてくださいね。

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A Little More それでもニキビができてしまったら? ニキビを悪化させないための対処法

正しい洗顔方法や生活習慣をしていても、ちょっとしたストレスなどでニキビができてしまうこともあります。ニキビができてしまったら、まずは悪化させないことが大切です。ニキビが悪化すると、炎症を起こして化膿したり、場合によっては跡が残ってしまうことも。ニキビを悪化させないために、以下の対処法を意識して行いましょう。

肌のうるおいを確かめる女性

Step 1. ニキビができた部分にできるだけ触れない

触れたところから雑菌が入ってしまうため、ニキビはできるだけ触らないようにしましょう。ニキビに髪の毛が触れないようなヘアアレンジにするのも良いですね。また、ニキビの上にメイクを重ねたりすることは極力避けるのが無難です。

Step 2. 寝具やタオルを清潔に保つ

毎日使う寝具は、こまめに洗濯し清潔な状態を保ちましょう。とくに枕は直接顔に触れるものなので、タオルを敷いて毎日交換するなどしても良いでしょう。

Step 3. しっかり保湿する

肌が乾燥すると過剰に皮脂が分泌され、ニキビが悪化する可能性があります。ニキビができてしまったときも、しっかりと保湿することを心がけてくださいね。