昔は「お月さんの光でも焼ける」と言われた土地。今では半世紀前に灌水施設(スプリンクラー)が整備され、果物の栽培がさかんになった。富士山を望む南アルプスの大地は、そう伝えられるほど太陽に恵まれた地域。台風の影響も受けにくく水はけも良いので、ブドウの栽培に適しています。たわわに実ったブドウは、日中と夜の激しい寒暖差によって、夏から秋にかけてじっくりと着実に色づきを重ねていきます。
皮が薄く繊細な品種、甲斐路は、シャインマスカットと比べても育てるのに手間がかかります。ゆえに取り扱う農家もごくわずか。希少品種となった甲斐路には、果実だけでなく葉にも豊富なポリフェノール類が含まれています。
春に芽が出れば2つかひとつ、初夏に房をつければ3つからひとつ、さらに内側になる粒は落として。
何回もの手入れを経て実を結んだ甲斐路には、南アルプスの自然の恵みと旨みが凝縮されているのです。
降り注ぐ太陽の照り返しを受けて、下から色づいていくブドウ。力強く根を張る幹から豊かに広がる葉を間引きし、“美しい木漏れ陽”をつくることで、甲斐路は次第に彩りを深めていきます。
The Beauty Cycle
甲斐路を手がける中澤農園の中澤さんと、雪肌精BLUEの研究員に聞く、“美しい巡り”
“育む人と、形にする人。美しい巡り”
注ぐ情熱、巡り合わせ
中澤さん「気候の変動によって収穫の時期も変化してきた昨今。移り行く自然を相手に手間と時間がかかる甲斐路づくりを続けることは、年を重ねた自分にとって先の見えない戦いでした。もしかすると今回の取り組みがなかったら終止符を打っていたかもしれない。とても運命的な出来事でした」
研究所「私たちの研究の結果、甲斐路のブドウ葉エキスには、肌において不要な活性酸素を取り除き、健やかな肌へと導くパワーを秘めていることが明らかになりました。そんな中、中澤さんはじめとする生産者の方々と近い距離で関わらせていただき、みなさんが手間暇かけて育てあげられた貴重な甲斐路を、なんとか私たちの製品に配合したいという想いが強まっていきました」
新たな価値、巡る素材
中澤さん「先代、そして今は亡き妻と育ててきた甲斐路が、食用以外で活用されたのは今回が初めて。それも実だけでなく、間引いて落とした葉までもが、誰かの役に立てる日が来るとは。私たちのような小さな農園で育てている果実が世界へと広がる化粧品に生かせるなんて、夢のようでした」
研究所「今回の甲斐路の葉のように、本来は廃棄されてしまう素材にも肌への効果を見出し、無駄なく活用することができれば、雪肌精BLUEが目指す“美しい循環”はさらに広がっていくと考えています」
未来へと続く、巡る想い
中澤さん「コーセーと私たちとの取り組みがきっかけとなり、甲斐路を育てる農家が増えることを願っています。その積み重ねによって、この品種を絶やさず、次の世代へと引き継ぐことができるんじゃないか。大きな期待を寄せています」
研究所「豊かな水や土地に恵まれている日本には、未知なる魅力的な食材や植物が数多く存在しています。雪肌精BLUEではその自然の恵みを存分に活かした化粧品開発を今後も続けていきたいと考えています」








