2022年03月16日
多くの人が悩まされている「敏感肌」。メイクのノリや見た目にも影響しやすく、憂鬱な気分になる方も多いのではないでしょうか。年間を通して肌が敏感に傾きやすい方もいれば、決まった季節だけ気になるという方もいます。
肌が敏感になりやすい原因を把握し、スキンケアや生活習慣を見直すことで肌荒れを防げることも。
そこで今回は、気になる敏感肌の特徴や対策について詳しく紹介します。スキンケアアイテムを選ぶときに注目したい成分についても解説するので、肌の不調を感じている方はぜひチェックしてくださいね。
「敏感肌」とは、肌表面のうるおいバリアのはたらきが低下して、肌トラブルが起きやすい肌状態のことです。また、KOSEのバリア研究の結果、敏感を防ぐためにはうるおいを作るだけでなく、うるおいのもとを適切な場所に運ぶ必要があるということを発見しました。
健康な肌の場合、作られたうるおいが適切な場所へ運ばれるため、うるおいが満ちた状態となります。
一方で、敏感だと感じる肌の場合、うるおいが作られにくく、うるおいのもとを適切な場所へ運ぶことができない状態となっております。その為、うるおい成分を補うだけでは機能を最大限に発揮することができないため、うるおいのもとを適切な場所に運ぶことが敏感肌の方には重要です。
敏感肌になると、次のような症状を感じる方が多いようです。
敏感肌は、アレルギー体質や肌の弱さからくる生まれつきの肌質と思ってしまいがちですが、それだけではありません。原因となる習慣を取り除くことで、うるおいバリアのはたらきが正常に戻り、肌トラブルが起きにくい状態を目指せます。
敏感肌を改善するためには、まず敏感肌をつくる原因を知っておくことが大切です。うるおいバリアを守り、ツヤのある健やかな肌を目指しましょう。
うるおいバリアの崩れる大きな原因になるのが、肌の乾燥です。季節による湿度の変化やエアコンの使用、毎日のクレンジングや洗顔が肌の乾燥を引き起こしている場合があります。
洗浄力の高いクレンジング剤や洗顔料を使用する、ゴシゴシ擦って洗うといったスキンケアは、肌から必要な皮脂まで奪って乾燥を誘発します。他にも、1日に何度も洗顔している方は、最高朝晩2回までと回数を見直す必要があるでしょう。
また、化粧水・乳液は保湿成分が配合されているのは勿論のこと、必要なところに必要なうるおいを与える機能が備わっているのかを確認することをお勧めします。
紫外線が肌表面のうるおいバリアにダメージを与え、水分を保持できなくなり乾燥が進むケースもあります。
うるおいバリアが低下すると肌内部に紫外線が侵入しやすく、さらに乾燥が進んでシワ、たるみの原因にもなります。炎症が発生してメラニン色素が生成され、シミ・くすみにつながることもあるので、毎日の紫外線対策は欠かせません。
しっかりメイクをした日は、クレンジングの剤型や洗い方を間違えると肌への負担が大きくなりがちです。汚れが落としきれずに残ってしまい、肌を刺激して敏感肌を引き起こすことも考えられます。
敏感肌による赤みを隠すために重ねたメイクが肌への負担になり、さらに肌荒れが進む悪循環に陥る場合もあります。
肌に合わないスキンケアアイテムを使い続ける、ゴシゴシ肌をこするように洗う、熱めのお湯で洗顔するといった誤ったスキンケアは、角層の表面を傷つけ、うるおいバリアのはたらきを低下させてしまいます。少しの刺激でもダメージを受けやすくなり、肌が敏感になりやすいでしょう。
また、保湿成分が配合されているだけの場合、その保湿成分をしっかりと適切な場所に運べない可能性がございます。しっかりと保湿成分を配合しつつ、必要なところに必要なうるおいを与える機能を持ったスキンケアを選びましょう。
毎年、春になると敏感肌が気になる方は花粉が原因と考えられるかもしれません。花粉が多く舞う2~4月は空気が乾燥しやすく、肌のうるおいバリアも低下しがちです。花粉が皮膚についてかゆみ、赤み、熱っぽさなどの肌荒れ症状が出る場合もあるでしょう。
生活習慣の乱れは、体温や内臓のはたらきをコントロールしている「自律神経」が乱れる原因になります。代謝や血行が悪くなり、肌のターンオーバーの乱れにもつながるため注意が必要です。
次のような生活習慣が続いている場合は、改善する必要があるでしょう。
肌の状態には、ホルモンバランスも関係しています。女性ホルモンには、肌の調子を整える「エストロゲン」と皮脂の分泌を促す「プロゲステロン」の2種類があります。
生理前になるとニキビができやすい方は、このプロゲステロンが多く分泌されるからかもしれません。また、生理中や更年期が近づくと肌の調子が悪くなるのは、2種類の女性ホルモンが減少し、うるおいバリアが低下するためと考えられています。
ホルモンバランスはストレスや悪い生活習慣、加齢などによっても乱れやすくなります。大人になってから敏感肌が気になるようになった方は、ホルモンバランスが関係しているかもしれません。
敏感肌をまねく7つの原因を紹介しましたが、そのうち「乾燥」「紫外線」「過剰なメイク」「誤ったスキンケア」「花粉」による乾燥は正しいスキンケアで、「生活習慣の乱れ」「ホルモンバランスの乱れ」は生活習慣の改善によって対策できます。
ここではまず、敏感肌を改善する正しいスキンケアのポイントを紹介します。
スキンケアの中ではつい保湿に注目してしまいがちですが、うるおいのある肌を目指すためにはクレンジングと洗顔がとても重要です。
敏感肌が気になる方は、低刺激・敏感肌用の化粧品を選ぶようにしましょう。ライトメイクの日にはジェルやミルクタイプを使うなど、日によって使い分けてもいいでしょう。
洗顔料をよく泡立てて、肌を動かさずやさしく滑らせるように洗い、洗い残しがないようぬるま湯で十分にすすぎます。タオルで拭くときは水滴を吸わせるようにやさしく押さえましょう。
花粉の季節には肌に花粉が付着していることがあるので、帰ったら素早くクレンジング・洗顔を行うのが理想的です。
洗顔後はすぐに保湿をします。化粧水を手に取り、肌にたっぷりの水分を与えたらモイスチュアライザーを重ねて、水分を逃がさないようにしっかり蓋をしましょう。
いつものスキンケアで乾燥が気になる場合は、保湿成分が適切な場所に運べていない可能性がございます。その為、しっかりと保湿成分を配合しつつ、必要なところに必要なうるおいを与える機能のある化粧水への切り替えを検討してもいいかもしれません。
必要なところに必要なうるおいを与える成分「チャ葉エキス」「コメヌカエキス」配合の化粧品を選べば、うるおいに満ちたみずみずしい肌へ近づくことが期待できます。
敏感肌を防ぐには、紫外線対策も重要です。ちょっとした外出でも、忘れずに日焼け止めを塗りましょう。
日焼け止めに配合される成分は、紫外線を跳ね返す「紫外線散乱剤(反射剤)」・紫外線を熱エネルギーに変える「紫外線吸収剤」に分けられます。
敏感肌の方の中には、紫外線吸収剤で赤みや刺激を感じる場合があるため、「紫外線吸収剤フリー」の日焼け止めを選ぶのがおすすめです。洗顔料で落とせるタイプなら、オフの負担も軽くできますよ。
健やかな肌を保つためには、規則的な生活やバランスのとれた食事、適度な運動も欠かせません。特に、今まで生活習慣が乱れていた、生理前後で肌が敏感になるという人は、生活習慣を見直すことをおすすめします。
例えば、適度に運動を行うと血行が促進され代謝が上がり、肌のターンオーバーが促されます。うるおいバリアをサポートし、ツヤのあるみずみずしい肌へ導くことにもつながります。
冷えやむくみを防ぐことにも役立つので、今日からできることをおこなっていきましょう。
敏感肌とは、肌表面のうるおいバリアが低下して刺激を受けやすくなった肌状態のことで、赤みやヒリつきが出やすいという特徴があります。
乾燥や紫外線、生活習慣の乱れといったうるおいバリアのはたらきを低下させる原因を取り除き、正しいスキンケアや生活習慣を送ることで対策出来ます。
スキンケアアイテムを選ぶときは、「チャ葉エキス」「コメヌカエキス」といった必要なとこ取るに必要なうるおいを与える成分に注目です。うるおいのある健やかな肌のために、食事や睡眠、運動などもあわせて、今日からできることを始めていきましょう!
Skincare
Skincare
Skincare
Skincare
Skincare
Skincare
Skincare
Skincare